掲載日:2016年10月26日
- 私の好きな物語に、
「僕の好きな眺めがここにある」
という台詞がある。
(「黒猫の遊歩あるいは美学講義」/森晶麿 早川文庫)
黒猫と呼ばれる青年が万華鏡の筒を覗きながら、付き人と呼ばれる女の子に顔を向け笑いかける、というシーン。
こちらは当店にある同じタイプの万華鏡。
ストラップタイプなので気軽に持ち運びができます。
この物語で出てくる万華鏡は、テレイドスコープと呼ばれるもの。
一般的に万華鏡と言われ想像するものとは違い、先端にガラス玉がはめ込まれており、
このテレイドスコープは周りの風景を取り込む……
さて、この特徴を考えつつ先ほどの台詞を読むと…
さぁ、テレイドスコープを持って、
お気に入りの眺めを見つけに行きませんか?
神保町いちのいち 池袋店