『村上春樹と島田雅彦 ―時代と反時代― 他三篇』 柳澤勝夫(著)
出版物タイトル | 『村上春樹と島田雅彦 ―時代と反時代― 他三篇』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 柳澤勝夫 |
定価 | 本体3500円+税 |
発行 | 2016年11月 |
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判型・ページ数 | 四六判・404ページ |
内容紹介
文学と思想に渉る
状況論的精神史的考察の評論集!
前著『丸山眞男と吉本隆明』(小社刊)において日本近代思想と対峙した著者が、
村上春樹と島田雅彦という「現代の寵児」である二人の作品にちりばめられた記号を読み解き、
その「時代性と反時代性」を明らかにする。
第二部以降では、時代性を誘因とした溶解の諸相の検討を端緒に、
日本的イデオロギーを俯瞰し、「現状況への違和」というスタンスから、現代を照射する。
目次
第一部 『村上春樹と島田雅彦』
第二部 『溶解の行方』
(高樹のぶ子、丸山健二、増田みず子、大岡玲作品論)
『国家イメージと国家意識』
(丸谷才一、中上健二、江藤淳、村上龍、石川啄木、小林秀雄、俵万智らに言及)
第三部 『日本(倭)イデオロギー批判』
(吉田松陰、横井小楠、佐藤信淵、平田篤胤、本居宣長、萩生徂徠らに言及)